ウェルズ・ファーゴ(Wells fargo & conpany) 事業内容

 今回は皆さんにはあまり馴染みがないかもしれないが、アメリカの大手銀行のウェルズ・ファーゴについて調査したいと思います。(本社はアメリカ  カリフォルニア州 サンフランシ)

【事業内容】
 欧米の銀行といえば投資銀行のイメージが強いが、ウェルズ・ファーゴは昔ながらの商業銀行として運営の柱をおいている。
 つまり他の投資銀行のようにデリバティブや金融派生商品を使い高いリスクを負いながら運営するにではなく、個人・企業向け金融、住宅・消費者向けのローン、保険やもちろん投資などを行い運営されている。

 この銀行の強みは超短期で爆発的に利益は伸びない。しかしドイツ銀行のように巨額のデリバティブの負債を抱え込み(自社ではどうにもならないドイツのGDPをはるかに超えるポジション)身動きがとれない事や、リーマンショック時にも他の銀行と比べあまり大きな痛手を負うことがない堅実で強い経営・財務体制にある。

 これは顧客の貸付審査や資本のやりくりが上手く行われているからだろう。なぜなら誰にでも貸していたのでは貸し倒れがあり資金を回収できないからだ。

【感想】
 最近同社が架空口座を顧客に無断で開設していたことが発覚した。これに行員が多数関わっていたことが分かり、今までに約5300人程解雇され、これまで長らくCEOを務めたジョン・スタンプ氏も辞任した。株価にはあまり影響がなかったものの、10月の個人の新規口座開設(前年比)が44%減、クレジットカード申請件数50%減となったり元行員の損害賠償請求などこれから影響が決算としてでてきそうな事がしばらくありそうだ。

 これらのことは銀行の信用を落とし、経営を圧迫するだろう。新CEOのティム・スローン(元COO)が10月12日の声明で『ウェルズ・ファーゴへの信頼を取り戻すことが喫緊かつ最大の使命』だとしている。課題は山積みで信用回復は簡単にはいかないだろうが、商業銀行としての力、財務の健全性や実績は確かだろう。(近況はまた別の機会に)
 まだまだ当銀行の行く末を注視する必要がありそうだ。私自身この銀行の株を保有していることもあり一時的には相当業績が落ち込んでも持ち直してくれると信じたい(これは自身の主観による偏見や願いが多いく含まれるが・・・。)願望で申し訳ない。このブログが微力ながら皆様のお役に立てることを願って。

 本日はお読みいただき、本当にありがとうございました。

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