賢明なる投資家に衝撃を受けた!!



皆さん、こんにちは。

【賢明なる投資家】 

 この本に出会うまでに、バッフェト氏のことを名前ぐらいですが知っていましたし(もちろんベンジャミン・グレアム氏がバフェット氏の先生ということも)、いくつかの投資の本を読んでいました。私の場合この本に出会うまでは、ギャンブルをしていたのと同じでした。賢明なる投資家に出会いすべてが変わりました。
 投資の基礎を、築いていただきました。投資の成果も飛躍的に改善し、それまでの投資に対する不安から救われました。気持ちが先走ってしまいましたが、本当に素晴らしい本です。

 ベンジャミン・グレアム氏がデビット・L・ドット氏と共に執筆した、「証券分析」の後に投資の初心者や一般個人投資家向けなどに書かれた本が「賢明なる投資家」です。
投資家の心構えや、防衛的投資家・積極的投資家に向けてや、市場との向き合い方など、その内容は多岐にわたります。
 企業をしっかり調査し、株の買い時をしっかり見極めれば高い確率で安全に安心して長期で保有できるということを学びました(本の中に書いてある、分散投資は私は実施していませんが)。

 投資を進めるうえで、企業が将来の価値を推測するのと、現在・過去の価値を調べるのとではどちらが確実か?(詳しくはまた、別の機会に書きますが。)
将来の企業のあり方もすごく大事ですが、現在の価値を大きく下回っていればそれだけで価値があります。
 
 以前はテクニカル分析やチャート用いたり、株価がいつも気にかかり投資はとても大変なものでした。この本を読み、投資方法が変わってから銘柄の細かい分析や他の本をゆっくり読んで勉強する余裕もできました。
もちろん、投資成績の大きな改善もみられ、今ではグレアム流の投資法をもとに、他の投資法を学びながらいいところを取り入れるようにしています。

 これから投資人生は長く、投資法は変化していくかもしれませんが、間違いなく賢明なる投資家を読んで良かったと思っています。

 皆さんにも投資法にあった素晴らしい本が、見つかれることを願って。本日は、お読みいただきありがとうございます。 








AT&T(T) AT&T,Inc. 通信事業会社の最大手




皆さん、こんにちは。

【発明家が設立】

 アメリカ国内でべラインと並んで世界最大級の規模を誇る、AT&Tを紹介したいと思います。ベライゾンも、とても魅力的でご紹介したいのですが、今回はAT&Tでご勘弁いただきたい。

 通信事業をメインに運営され、アメリカの2大発明家であるグラハム・ベルがベル電話会社として設立した。1980年代に地域の電話会社を分離するまで、アメリカの電話事業を独占していた。

 大規模の4Gネットワークを保有し、IPテレビ「U-verse」TVが成長。2014年3月リープ・ワイヤレスを買収。2015年7月ディレクTV買収し、2016年上半期は(1-6月)増収・増益。
 2016年10月タイム・ワーナー社を買収することで合意したと発表した(正式決定ではない)。

 最近の決算はふるわず、ベライゾン同様に市場の反応はいまいちだ。しかし、長期的には財務状態・収益と好調で株価は42ドル台、PER10代後半、配当利回りは4,6%、自己資本比率30%台、ROEは10と少しで物足りないが全体としてはいい数字が並ぶ。
株価がまだ下がれば、買いのチャンスが増すだろう。

【今は様子をみる】

 上昇相場の影響もあるが、他に欲しい企業があるので今は様子をみていく。しかし、いい企業に変わりはないのでチャンスがあれば保有したい。
現状で出来ることとを、考え企業の分析を行いじっくり投資を楽しみたいと思う。本当に魅力的な企業は多いが、やはり値段が高いことがネックだ。しかし、購入できる素晴らしい銘柄は探せばまだある。
 これから、経済はどうなるがわからないが臆せず投資していきたい。為替も株も、長期的にみれば本来の価値に帰っていくため(ジョージ・ソロスがポンドの実体とかけ離れ高止まりしていたポンドを売った様に)あまりにも先の未来や、市場のイメージをもとに動くのではなく、過去また現状の起きたことを分析し結論を導けば市場に矛盾が生じていることがある。

この記事が、お役に立てればうれしいです。本日は、お読みいただきありがとうございました。






タイヤを売り込むために始まったミシュランガイド。


皆さん、こんにちは。

【ガイドブックの始まり】

 ミシュランガイドは、フランスのタイヤメーカーであるミシュラン社で発行されるガイドブックです。有名なものはレストラン・ホテルガイドがあり評価を星でつけるものです。
 1900年パリ万博行われた年に、自動車運転者向けのガイドブックとしてフランスで作られた。当初は細かい市街地図や、ガソリンスタンド・ホテル、自動車の整備方法なども掲載されていたようだ。
 無料で配られ、タイヤメーカーのミシュランはこのガイドブックをみて旅行をしてもらい、タイヤの売り上げ増加が目的だった(1920年から有料の販売になった)。このため現在も、タイヤ販売をメインに考えているためガイドなど出版物の売上高は1%前後になるそうだ。

【ミシュランの評価】

☆・・・その分野で特に美味しい料理
☆☆・・・極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
☆☆☆・・それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理

このほかに、ガイドに掲載されるだけで一定の評価がある。

 ビブグルマンとは、ミシュランのマスコットで「ムッシュ・ビバンダム」のことです。星が付いていない店に与えられることが多いが、その基準はコストパフォーマンスを表している。

 調査するお店に、匿名で調査するのを基本にしている。個別の審査員は一人あたり年間130日ほどホテルに泊り、800ほどの自薦のレストラン、240ほどの食事をとり審査している。すべて偽名を使い、3年以内に同じ店を訪れることはない。すべてのレストランは2年に一度、星獲得レストランは年に数回「試食調査」がされている。
 他の調査員が他の地域を訪れ、評価を複数でチェックしている。
 
 世界的に注目度の高いミシュランガイドは、タイヤメーカーの宣伝のために始まったようだが、今では確かな地位を築いているようだ。ほとんど手に取った事がないが、おいしい店にいつかは訪れてみたいものだ。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

長期投資は忍耐!!時間がお金を積み上げる


皆さん、こんにちは。

【長いお付き合いに。】 

  企業の株を、長く保有していると取り巻く経済状況や業界の変化、技術革新、法律の変更、政治的関与など様々な要因が業績・株価に影響を与える。その時々で株価のなどは上下し、株主も不安に思うこともあるだろう。
 不安に陥った時、購入理由をもう一度確認しそれが崩れていないか判断する。もし、企業の力が立て直せないほど深刻であれば売却しなければならないが、少し時間がかかっても解決できるのであれば継続して保有することをお勧めする。

 その際、株価が下がり続けるかもしれない。しかし、企業の問題が解決し企業価値を高めているのが確認できたら、新たな道が開けるかもしれない。なぜなら、株価とは企業の本質的価値の周りで上下し、いい時、悪い時に行き過ぎるからだ。

 もし、株価が企業価値を正確に判断できるなら突発的に短時間で行ったり来たりしない(短時間で企業の価値が数千億も上下しないからだ)。どちらかといえば人気の物差しだろう。株価は問題が解決されても、それが確かなものか市場参加者が確信するまで不安でタイムラグができる。このタイムラグの期間は苦しいが、株を保有しているならば売却・再購入のコストをかけずに配当や新たな資本で再投資でき大きなメリットになる。

【時間がお金を積み上げる】

 我慢しつらい時期を、一緒に乗り越えることができれば企業が価値を高めることで株主に大きく貢献するだろう。その低迷している間に企業は配当を継続したり、キャシュフローが潤沢な企業なら大きく自社株買いをすることもあるだろう。
 そこに、市場がそれに気づけば、株価が上昇を始めます。配当を再配当したり、自社株買いの効果で株価と企業の価値の乖離は大きくなり、低迷時に流出した資金がもし同額程度入ってきたとしても、元の株価以上に上昇する。

 また、企業の業績が非常に好調でも市場に見放され株価がかなり低い水準または、下降している場合に、増配や継続の効果は大きい。なぜなら、株価と関係なく1株配当行われるので配当利回りは大きくなり、複利の力はより大きくなる。

 もちろん、素晴らしいい企業であることが前提条件になる。企業に真の力があれば、時間の経過があなたの資産を増加させてくれるだろう。

皆さんと一緒に企業をみる目を、磨きたいと思います。
本日は、お読みいただきありがとうございました。




トランプ氏 自動車大手3社と会談



皆さん、こんにちは

【トランプ大統領と会談】 

 1月24日にトランプ大統領がGM、フォード、フィアットの3社のCEOと会談を行い。米国内に新規工場建設の推進や、そのための規制緩和、減税を実施することを示しました。

このため、一時的に3社の株価が上がりました。

【そっとしておいて】

 前にGM、フォード・モーターは記事にさせていただきました。正直、そっとしておいてほしかったと言うのが今の気持ちです。このニュースにより自動車業界に注目が集まってしまい、株価も上昇してしまいました。
自動車業界は先日まで、トランプ氏の批判や業界の先行きは不安視されていました。しかし、トランプ氏の協力的な姿勢が好感をもたれ市場に反映されてしまいました。

 これから、徐々に購入していきたいだけに正直残念です。もちろん、まだ高い水準にはないので購入するつもりですが、購入していく間は下がって含み損が出るぐらいがうれしいのですが、このニュースは痛手です。

 高くなってしまえば、購入する株数が減り、配当も減り結局は株価が企業価値の水準に戻った時の資産に影響を及ぼすからです。
もちろん、保有している銘柄の上昇はうれしいですが、購入時は別です。企業価値より低い価格は景気変動やいろいろなショックから、守ってくれるクッションになりいつかは株価が上昇をはじめ、企業の定価に戻っていくからです。

 最近は、市場全体で株価が上昇し銘柄を探すのに苦労しますが、根気よく探していきたいとおもいます。保有している銘柄でハーモニーなどは下降を続けているので、これから徐々に下がってくれればいいと考えています。

この記事で、皆さんがいい企業との出会いの助けになればいいと思います。

本日は、お読みいただきありがとうございました。




保険見直し本舗

ケン・フィッシャーのPSR株分析を読んでみての感想




皆さん、こんにちは

【あの方の息子】

 成長株投資のフィリップ・フィッシャーの息子、ケン・フィッシューが書いたPSR株分析を読んでの感想を書いていきます。
 成長株投資へのこだわりは特に無いのですが、フィリップ・フィッシャーの本も読んだのでよんでみました。参考になることが多くあり、また新しい見方があるのを知りました(読んだのはかなり前になりますが)。

 PSR(株価売上倍率)やPRR(株価研究費倍率)、グリッチなどを使い急成長する株式に投資する方法です。

 簡単に言うと、将来有望な新興企業の業績が一時的に落ち込んだグリッチを呼ばれる手法を駆使して株価に対しての売り上げや研究費の、比率を見極め投資する仕方です。

 売る時期は明言してませんが、割安な時に買ったり企業を分析するところはお父さんに似ているところがあります。
 新興企業は資金や、人材・法的な問題、新製品の利益率の投入時の低さに着目し、解決できるか判断するものです。

【ためになった】  

 書いてあることは多くはないですが、大型株などにも通じる考え方や、一時的な赤字の時の判断材料が増えとても参考になりました。
 お父さんの本は読ましていただいたことがあり、自分の好きな本の一つです。皆さんも機会があれば、手に取ってみるのもいいかもしれません。

短いですが本日は、お読みいただきありがとうございました。



保険見直し本舗

株式投資を始めたい方へ


皆さん、こんにちは。


【不安でいっぱい?】

 これから投資を始めたい方や、株式投資とはどんなものなんだろう?と考えている方々へ。
 儲かるの?危険性は?誰にでもできるのか?などなど不安があると思います。私も初めは不安でした、買う前に本読んだり、インターネット証券を調べたり確かに面倒でした。

 しかし、株式投資に出会えてよかったと本当に思ってます。不動産投資よりリスクは少なく少額で始められ、売買が簡単です。

 今回は、専門的なことはあまり書きませんが、どんなものか少しでも感じ取っていただけたら嬉しいです。
 株式投資には複利という強力なパワーを使うことができます(世界の大富豪の多くもこのパワーを使用しています)。複利は時間を味方に付け、もし皆さんに、ご家族や愛する方がいれば一緒に学ぶことで世代を超えて大きくすることができます。

 まずはじめに、証券口座を持つことです。私は、コストの安さと便利さからネット証券を使用しています。そして、入口は株の情報誌など何でもいいですが、1株でも買うことです。買った瞬間から企業の一部の所有者で、株主です。アメリカ株なら1株から購入できるし、もちろん配当も出ます。

 リスクに関してですが、あなた次第です。信用取引やレバレッジといわれる借金をして、投資すれば危険性や手数料・税金・不安・手間は増し利益は限定的になります(かなり高い確率で勝ち、何をしているか理解できていればいいですが)。

 企業をしっかり調査し、現物取引を行い、高値で買わなければリスクは本当に限定てきで、利益は素晴らしいものがあります。探すのが大変だと感じられるかもしれませが、素晴らしい株の優先順位を考え上位から投資していけば意外とそれほど多くありません。人によって基準は様々ですが、そのうちに見えてきます。

【長期で投資すること】 

 FXや信用取引も経験がありますが、正直大変です。長期取引はコスト、税金を本当に低く抑えられ相続する際に税金は発生しますが、複利の力を残したままわたせます。
定期的に保有銘柄の状態を管理しますが、素晴らしい企業を購入してしまえば、株主は企業に稼いでもらえばいいのです。
 正直あまりすることは多くありません。購入したのを忘れてた人の方がリターンが、よかったケースもあるぐらいです。
 皆さんは、資本主義・自由市場の中にいます。その担い手となって資本という形で、参加すればいいのです。

 学ぶことは多々ありますが、IQも職業も関係ありません。市場の景気変動に左右されることもありますが、よく分析し、置かれた状況を把握できれば慌てることはありません(投資戦略によって対処の仕方は違います)。

 間違いをおかす事もあるかもしれませんが、第一に生き残るこを優先にすれば利益は後からついてきます。投資は投資した本人しか責任はとれないので、後悔しないために自身で選ぶことが大事です。参考にするのはとても大事ですが、最後は自分の決断です。
損失も利益も自分のものです。株式投資は、企業を通していろいろな世界をみせてくれます。

 投資を始めるにしても、やめるにしても、この記事が少しでも参考になればありがたいです。
本日は、お読みいただきありがとうございました。



保険見直し本舗

サウスウエスト航空(LUV) 一風変わったユニークな企業  Southwest Airlines Co.

皆さん、こんにちは。

【LCCの老舗 サウスウエスト航空】 

 日本では近年やっと定着し始めたLCCですが、欧米では古くから親しまれその中でも、アメリカ航空会社で国内線最大手のサウスウエスト航空をご紹介します。

 初めて耳にした方も多いと思いますが、間違いなく優良企業です。日本のLCCは収益悪化から苦しんでいますが、サウスウエストは業績は確実に伸びています。しかも、リーマンショックのさなか破たんした航空会社もあったがサウスウエストはなんと黒字たった。

売上高 (百万ドル)  13年12月 17,699  14年12月 18、605 15年12月 19、648

営業利益 (百万ドル)  13年12月 1、364  14年12月 2、360  15年12月 4、280

純利益 (百万ドル)  13年12月 754  14年12月 1,136  15年12月 2,181

 上記の数値を見ても確実に、業績を伸ばしている。株価50ドル前後、PERは14前後で配当利回りは0.8%で割安とはいいきれないが、決して高くはない。
最近はウォーレン・バフェット率いるバークシャーが購入した航空会社のうちの一社だ。

【他とは一線をかくす企業方針】

 企業理念は『顧客第二主義』『従業員の満足第一主義』を掲げ、その内容に「さっくばらんに、ありのままの自分で、仕事を楽しもう」などがある。
採用の際、ユーモアのセンスを重視し、なんと機内アナウンスでラップを披露する従業員もいるほどだ。

 コスト削減も積極的に行っており、地方空港を数多く結びその稼働率はとても高い。しかし、人件費以外で方法で削減しているが実際には客室乗務員が清掃など複数こなしこれもコストの削減につながっている。いろいろな仕事があるが従業員を大切にする姿勢は、給料や待遇にもあらわれ従業員の満足度は高い。

 このような企業は数少ないが、従業員の意識向上や離職率の低下は年数がたてば大きな企業力になるだろう。欧米の企業はリストラなどあたり前に行うが、その原因は企業トップのミスでありそれを従業員に押し付けているだけである(リストラしない代わりに、業績に関係なく給料を据え置くのとはまた意味が違う)。高い意識で熟練することは、利益に見えないが新規社員の教育費低下やベテランの業務改善力は大きなものである。(もちろん業績に見合う対価を支払ってこそだが)

 負債が少し増加しているのが気になるが、ROE30と高く、利益もしっかりでていてこれからまだ上昇余余地がある。魅力的な企業の一つだ。

本日は、お読みいただきありがとうございました。


保険見直し本舗

株式投資では、キャピタルゲインとインカムゲインどちらが目的?



皆さん、こんにちは。

【上昇相場における購入の難しさ大幅な下落の危険性】

 投資の際、株価の値上がりを目的にするか?配当を目的にするか?決めていますか。もちろん、株の取引を行っているのだから株価の上昇が第一だと叱られるかもしれません。ですが資産を安定的に短期でなく、長期で増加させたい場合に購入時すぐに株価が上昇してもいいのでしょうか?

 2017年1月現在のように米国市場が、楽観的ムードに包まれ上昇相場のなか安全で割安な高利回りの株がたくさん見つかるでしょうか(条件が贅沢すぎますが)?今アメリカに資本が集中しているのだから、買えば利益が出ると考えていますか?

 ブル相場(上昇相場)においてその投機熱がヒートアップしていく時、ニュースや情報誌を見てどの銘柄やどのセクターが上がりそうだと誘惑する中、冷静に購入する株の価値を判断しなければなりません。もし、誘惑に負ければ大きな痛手を負うことになります。

 なぜなら、長期のリターンや大きいリターンを検討した場合(もちろん安全第一ですが)、高すぎる株価は売るには適しても、買いには適さないからです。それが将来の素晴らしい成長株であっても、確かなブランド力に基づいた高収益・高配当企業でもです。
企業の価値(価格)を大幅に上回った場合、次の景気後退時や不測の事態(政治・災害・テロ・戦争・各国摩擦などなど)に株価は大きく下落します。時にその勢いは、企業価値を大きく下回ることも珍しくありません。高値で購入した場合の利益など、一瞬で消え去ります。

 世界の資本も有限です。いつかは、資金の限界が訪れ下降を始めます(市場参加者が100%永久に保有すれば別ですが)。上昇相場期に魅力的な銘柄を、探すのには本当に骨が折れます。

【株式購入の期間】

 インカムゲイン目的で、株価はあまり気にしなてもいいと言う方、本当にそうでしょうか?株価が低ければそれだけ多く株式を所得でき、将来のリターンも大きくなるはずです。しかし、安いのには理由があり安全性の確保ができないと主張されるかもしれません(確かにひどい悪材料のときもl多くあります)。では、なぜ債券ではなく何故、株なのでしょう。また、その株式を個別に納得するまで分析したのでしょうか。
安値を付けている理由があるかもしれませんが、理由が取り除かれていたり、業界・企業の評判だったり現状とズレが生じているかもしれません。

 長年有力な企業で安心していても、企業のブランド力や力が弱まっているたり、業界や規模などの優位性がなくなってきているかもしれません。どんな企業も、株式をしっかり分析しなくてはわかりません。

 自らの条件に合った企業に出会えた場合、株式を購入していく期間によってことなりますが長期投資家にとっては、できるだけ購入期間中は低い株価に収まってくれる方が望ましいはずです。

 理由は同じ値段で、より多くの株を購入できるからです。株価が10ドルから20ドルになった時、1株では20ドルですが5株では100ドルです。また、配当が一株2ドルのとき一株では2ドルですが5株では10ドルです。
 また株価が低迷していて、その期間中に定期的に資本を投入していきながら配当も再び株式購入にあてた場合に株式数は複利的に膨らみ、素晴らしい企業を購入した場合いずれは株価は低値ではとどまれず値を上げます。

 その場合の、利益はキャピタルゲインやインカムゲインだけよりも更に強力になり、値段があまりにも企業の実体とかけ離れれた場合(投機的な値を付けた場合)は売却も検討しなければなりません。売却する率は時々によって異なりますが、その資金をまた魅力的な企業に預けるか、値段が落ち着いたら再び購入してもかまいません(しかし、高値はだめです最低でも定価以下です。)。

 もちろん保有しても構いません。それは個々の状況にお応じた判断が必要になるでしょう、保有し続け税金と手数料から逃れれば将来の大きなリターンを得ることもできるでしょう。また、企業価値の数倍以上に膨れ上がった株価は売却した時のコストを差し引いても、それを他の魅力的な企業に預けたときの方がメリットが長期的にみてあまりにも多いようであれば、そうすべきです。

【証券の安全性は種類ではなく自身で高める】

 債券が安全といわれますが、それは平均で見ればそうなるだけで個々で検討した場合そうであるとはいいきれません。株式と同様に発行元によって左右され、元本保証ではありますが債務不履行の危険性もあり価格の上下や格付けの低いものは投機的な要素が強く出てきてしまいます。

 株式も危険性はもちろんありますが、現物取引なら債券と同じように損失は元本のみです。しかし、その流動性と投機性・株式が持つ権利、企業の業績を反映することから(長期で見れば)利益は債券よりはるかに大きく。
また、選択する企業、購入価格をしっかり選べば証券の安全性を高めることができます。 
 そして、バブルや市場のクラッシュの影響は受けますが、高い安全性は景気変動や不測の事態にも株主を守ってくれます。(市場は利用するもので、未来予知しない方が賢明です。)

 市場が低迷すれば良い銘柄見つけやすく、熱狂時には見かりずらいかもしれませんが景気後退などは誰にも正確に予測はできないので、素晴らしい企業がみつかれば投資すべきでしょう。その為にも証券の安全性を高める必要があります。

皆さんが、素晴らしい企業に出会えますよう願って。
本日は、お読みいただきありがとうございました。
     





保険見直し本舗


成長性の高いグロース株投資は何故かリターンが低いことが多い!?

皆さん、こんにちは。

【誰もが認める成長性に隠された落とし穴】 

 長期にわたり投資する際に以外に思われるかもしれませんが、新興企業やハイテク銘柄、金融業界やメディアで話題の人気のある株は意外とリ投資に対するリターンが低い事が多々あります。今回はこのことについて、掘り下げて行きたいと思います。

 投資先の業績が悪かったり、新興企業やハイテク銘柄が競争に負けて倒産したりするだけではなく、株価が右肩上がりだったり、配当が出ててもこのようなことが起こります。
そんなことは無い株価が上昇しているのだか儲かるよ、と思っている方もいるかもしれません。しかし、安心して長期にわたり高い確率で利益を得ることができるでしょうか?株投資をしているかたは理解していただけると考えていますが、成長株投資は難しくまた不安定なことが多いです

【最近の新興企業でアマゾンを例に挙げてみましょう。】

 皆さんご存知のネット小売り業界において、世界最大で未だに大きな成長率を誇る企業でメディアや金融界でも話題が尽きず人気の銘柄の一つです。
株価は右肩上がりで5,6年で見れば素晴らしいリターンが期待できそうです。では何が問題なのでしょう?

 株の購入価格が問題なのです。ここ数年の急成長は短期での売買で、投機的な動きで利ざやを稼ぐなら問題ありません。しかし、本当に大きいリターンや長期で生涯にわたり成果を出すことを考えた場合、バリュー投資(この投資法も成長性は加味される)やディフェンシング銘柄への再投資法よりも投資成績が時間が経過するほど差が開いてしまいます。

 確かに創業者や初期に投資したメンバーが大成功しているのはいうまでもないが(マクロソフトのビル・ゲイツやJ.ベゾスなどなど)、本当に大きな恩恵を受けるのは注目される前からか一時的に不調に陥り人気がない時に購入した人、成長性を分析し真に理解した人だけであることが多いです。

 株価は2008年11月の40ドル前半から、2017年1月現在は800ドル付近で推移しています。約8年で1900%の上昇率です(驚異的です)。
2016年1月20日は株価は808ドル、PERは185倍、配当利回りはなし。配当は企業成長に使うため無配の方針で、PERは超割高です。成長株は未来の成長(未来の利益)に期待し割高な値段で取引されますが、その未来の利益は実現するのでしょうか?

 確かに2008年リーマンショックのさなかアマゾンに投資できたら、莫大な資産増加が見込めたでしょう。しかし、その間にも大きな下落が何度かあり、先行きが不安ななか保有し続けられたでしょうか?また高すぎる値段であるため、強烈な不況や成長の落ち込みのために高いPERからの落下に耐えられるでしょうか?(私には怖くて無理です。企業の価値や安全についてはまたの機会に。)

【成長株で安全性を高めるため】

 成長株での成功や長期での投資は不可能と言っているのではありません。有名な人ではフィリップ・フィッシャーや息子のケン・フィッシャー、チャーリー・マンガーなど成功した人物はいます(書籍を面白く読ませていただきました)。
成功の秘訣は徹底した企業分析と技術・業界に精通していること、そして決して割高で買わないことです。これはバリュー株投資でも共通していることですが、高値で購入した場合の代償はとてつもなく大きいです。割高で買い下落した場合は、元々企業の現在価値より大幅に高い人気・値段で取引されるため、失望感から大幅に企業価値を下回り推移します。将来的には購入額を上回るとしても、配当も出ず企業としての実績もないため元の水準に戻るには時間がとてもかかり、その間の機会損失は高くつきます。
なぜなら十分な配当がでず再配当できないからです、適正価格で確実に株主還元できるなら無配はむしろ税金が発生しないので配当よりいい場合もあります(伝説の投資家率いるバークシャー・ハサウェイなど)。

 ケン・フィッシャーなどはPSR(株価売上倍率)やPRR(株価研究費倍率)などの指標を使い、グリッチが起きた時に割安で購入したり、フィリップ・フィッシャーやマンガーなどは割高でなければ適正で購入しても将来の成長が補ってくれる考え方です。共通しているのは高値で買わないとことです(長期で保有するなら尚更です)。

 企業の価値より割安で買うのはそれが、不測の事態に大きなクッションの役割をはたしてくれます。必ず長期でみれば企業の価値を上下に行ったり来たりするので、それだけで利益だすこともできます。
 このクッションはできるだけ大きくとるのが賢明です、また時にはあまりいい方法とは言えませんが、企業が倒産しても清算価値で利益を確保することも出来ます(それを狙い敵対的買収をしかけ切り売りする人もいるぐらいです)。

【リターンが低い原因は・・・。】

 最後になりますが人気のある株は、値段が買値が高く売るときは人気が落ち下がり始めだったりするので意外と値段の差が少なく利益も少ない事があります(必ずしも売る必要はないのですが)。投資戦略でも変化しますが高い株は同じ値段で購入する際の株数も減少するし、配当が出ている場合も配当利回りも低くなります。

 投資する方のビジョンを明確にし、しっかり分析することが大切です。目先の利益ではなく継続的に資産を増加できるよう心がければ、迷うことも少なくなると思います。損をしなければ複利に力は時間とともに、思っているよりも早く大きく育ちます。

本日は、お読みいただきありがとうございました。



歴史は繰り返すのか?(リーマンショックや世界恐慌の時にも起きた不動産抵当権ブーム)



皆さん、こんにちは。

 先に述べておくが、この記事は読者の不安をあおりたい訳でも、未来を予言している訳でもない。現実に懸念材料があるので、それを知ってほしく書いています(起きないならその方が良い)。

【世界的金融危機の時に起きている モーゲージ(不動産抵当)債券・証券】

 2008年リーマンショックの引き金になったサブプライムローンまたサブプライム・モゲージともいう。
そもそもモーゲージ債券とは住宅ローンを担保として債券化されたもので、銀行がこの債権を金融機関に売却し、この住宅ローン債権を証券化しモーゲージ証券とし商品化します。この証券を投資家に販売します。
 モーゲージは期限前償還というリスクがあるため、他の同等の格付け債券と比べ高利回りが特徴です。

 サブプライムローンとはプライム層(優良客)よりも下に位置する層向けとして、商品化されたものです。
つまりモーゲージの中でも信用格付けは低く、リーマンショック前にはこの商品が大量にしかも他の商品に組み込まれ販売されていました。(普通はモーゲージは政府系機関が元利払いを保証しています。)

 当時何が起きていたかといえば、所得に見合っていない住宅ローンの審査が不動産の価値が日々上昇していたため承認されていた。買っても損をせず、いずれは売って利益を出すこともできる目論見であった。
しかし、この不動産の上昇は完全にバブルであった。住宅価格が下落し大量の不良債権が出来上がり、後に金融市場は大暴落しリーマンショックにつながった。

 このようなことは、世界恐慌時にも日本のバブル時にもみられ、世界中で周期的に起きているし最近では中国でも懸念されている(モーゲージだけではなく不動産バブルも同様)。
 
【再び繰り返すか米PACEローン】

 PACEローン(Property Assessed Clean Energy = 不動産として評価されるクリーンエネルギー設備)は公的ローン制度だ。日本でも流行っている太陽光パネルや省エネの窓、エアコンの購入を融資する制度で全米で導入されている。

 配管工や修理工の人々がブローカーになり仲介手数料を稼いでいる(一人当たり最低500ドル手数料を稼ぐ事ができる)。問題は訓練や監督を受けていないことだ。

 このローンは不動産価値に基づいており、頭金なしで固定資産税に上乗せされる。PACEは債券へ証券かされ需要は拡大している。
昨年7月に米住宅都市開発省が同ローン付き物件を連邦住宅局(FHA)が保障するローンで購入することを認めた。

 地方政府は融資業者から手数料を受け取っている。また同ローンは優先される債務である。政府が関与していて、格付けも高いことから人気が上昇している。

 気づいた方も多々いると思うが、このローンは借り手の信用は関係なくしかも税金にさらに上乗せされる。販売仲介がプロではなく手数料欲しさに売っている。
 実際には支払いが苦しくなる人が大勢でる危険性があるにも関わらず、政府の後ろ盾や信用格付けが高いことから人気が急速に上がっている。サブプライムローン危機がおきた背景とよく似ている。
 そしてここにきて、株高、新政権への期待、FRBの年数回の利上げ想定など大きなブル相場が始まる下地ができた。新政権が政策を行うようになり、米国以外の国や地域が弱まれば資本が米国に集まり上昇相場に益々拍車が掛り危険だ。

 怖がることはないが、猛烈なブル相場の中では慎重に対処しなければならない。行動にするのは本当に難しいが。

本日は、お読みいただきありがとうございました。



米百貨店メーシーズ ネット小売りに淘汰されるのか? (Macy‘s,inc.)


皆さん、こんにちは。

【業界縮小していく百貨店】
  
 日本でも大手デパートが経営に苦しんでいるニュースが流れるが、アメリカにおいても例外ではないようだ。全米最大手の百貨店メーシーズも、2017年初めに採算の採れない100店舗を閉鎖を発表した。
 百貨店の業績が悪化した要因は景気循環などいくつかあるだろうが、やはり大きな原因はアマゾンを代表とするネット小売りの存在は大きいだろう。
 アマゾンは皆さんもご存じのとおり今や成長企業の代名詞のような企業だが、無配の方針でその資金を倉庫や流通に力をいれ急速に規模を拡大している。

 今やネットで商品を購入することに消費者は抵抗が少なくなってきており、この流れは今後ますます拡大していくだろう。

【百貨店の生き残りをかけて】

 百貨店側も手を打ってきている、上記で記したように店舗閉鎖によりコスト削減、それで得た資金をネット販売に投資する考えだ(配当や自社株買いと実施している)。ネット販売はますます競争が激化しそうだ。
 また衣料品、宝飾品、家具など消費者が高価で現物確認したいものは好調だったようだ。ネット販売は搬送コストが変化してかかる為、実店舗に比べ費用がかかり利益率が低いのも特徴だ。そのためコスト管理を徹底的にし、実店舗独自のサービスの特価、商品を絞り込めればまだ望みはあると考える(デートや、テーマパークにネットだけでは満足できないはずだから)。

【メーシーズの価値】 

 確かに利益は近年減少しているが、PERは9、株価は29ドルと高くはなく、配当利回り5%台と高利回りなうえ自社株買いを積極的に行っている。
 メーシーズの価値はそれだけではなく、不動産としての価値は十分にあるだろう。
 もし生き残ることができれば、長期で大きなリターンを株主にもたらしてくれるのはメーシーズの様な企業かもしれない(しかし、この様な銘柄は忍耐が必要で、経営者の手腕によるところも大きく、事業の優位性が完全に失われた場合の適切な判断が必要になる。そのため判断を誤れば株式は紙くずとなるだろう。)。

 皆さんが投資する際は、よく考慮し判断を下してください。

 本日は、お読みいただき本当にありがとうございました



特別配当もでる フォード・モーター(F) Ford Motor Co.

皆さん、こんにちは。

 前に紹介したゼネラル・モーターズ(GM)同様、本当に人気のないフォード・モーターをご紹介します。

 世界6位の自動車会社でフォード、リンカーンの二大ブランドを持っており大型車・SUVなどを主力に世界展開している企業です。日本市場は撤退を表明しており、近年は工場閉鎖などをしコスト削減に力をいれ、この10年は『ワン・フォード(1つのフォード)』を掲げアラン・ムラーリー前CEOの下、破綻回避や大幅な利益改善につながった。新CEOは自動車メーカーそして、輸送サービスのプロバイダーとして『2つのフォード』を掲げている。

 【変革の時にあるといわれる自動車業界だが・・・】

 米国の自動車業界は他国のメーカーとの争いの激化に伴い、今までと継続して利益やシェアは減少・縮小に向かっているとの見方が強い。懸念はそれだけではなく、電気自動車、自動運転車、ライドシェア(相乗り)などの新規術・新サービスに加えグーグル、テスラ、ウーバーなどの新興企業の台頭がより不安に追い打ちをかけている。

 【消えゆく運命なのか、生き残れるのか】 

このまま衰退していくのか?もちろん近年は外国勢におされ金融危機などがその傾向に拍車をかけ、最近は自国の次期大統領にも圧力をかけられた。
 新技術が明日からすぐ使える用にはならず、長年培ってきたブランド力・販売網に加え、北米などではいまだ人気が高く需要がある。加えてコスト削減策や経済の立ち直りも力になり売上高。利益ともに上昇している。

 新技術への投資がかさみ費用が圧迫されているが、財務状態は決して悪くはない。トヨタ、アマゾン、など他の企業、業種と手を組む動きがみられる。
 
 また、前年同様1株につき15セントの配当プラス1-3月期には特別配当として5セントで合わせて20セントになる(株価は12ドル台でPER6前後、配当利回りは4.75%)。
 
 先の新技術の未来は分からないが、瞬間移動マシーンが発明されたわけでもないのでしばらくは車の需要はあるだろう。私は航空会社同様、しばらくこの状態がつづけば長く株を買っていけるので期待している(アップル社は90ドル台で買い始めたが上昇をはじめ買い増せす魅力が薄らいだため、本当に残念だ今はポートフォリオの大半を占めている)。

 懸念があるとすれば注目度が上がってしまったことだ。評価は現状維持か、下がるのを望んでいる(実質的な価値は失われず)。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

分散投資or集中投資 どちらが良いか? (Diversified investment or Concentrated investment)

皆さん、こんにちは

 投資先をどのようにお考えでしょうか?
リスクを減らす為に分散投資してますか?それとも利益拡大のために集中投資にしてますか?

【投資対象の数量的な違いで本当にリスク管理できるのか?】

 一般的に分散投資することによりリスク分散が可能といわれていますが、本当にそうでしょうか?
 株式でいえばいくつかの業種にわたり投資したり、債券や現金、金などにわけて投資すれば効果はあるでしょう。
 しかし、分散投資の名のもとに数十、百近くもの数の証券を保有するのはいったいどれだけの効果があるでしょうか?たとえば国や世界全体が、急激に不況に陥った場合どのれだけの企業が持ちこたえられるでしょうか考えてみてください。また、不況の際比較的安全とされる債券であっても、発行元が(国・自治体や企業)デフォルト(債務不履行)になった場合、信用度の低い新興国や企業の債券に対する元本の保障は出来るのでしょうか?
 
 株式や債券でも、発行元が脆弱ならば生き残る確率は非常に少ないでしょう。
そして、あまりにも多く分散するデメリットはそれだけではなく、投資家自身が景気循環の流れだけではなく、個々の銘柄を管理できないことです。
 機関投資家ならば各部門に分かれていますが、個人投資家はそうはいきません。企業のピンチやチャンスを逃し、一つひとつの銘柄を詳しく調べきれず結局はよく知りもしない企業に投資し、その企業の致命的な欠点を見逃せばリスクは増大します。

 素晴らしい企業が沢山あればよいのですが、意外に企業を比較していくと安全で魅力的な所は少ないものです。極端な例をあげれば、くじで選んだ50社とコカ・コーラ社、IBM社、P&G社の3社に集中投資した場合ではあのリーマンショックからとちらがあなたの資産を守ってくれる考えてみてください。
 
【信頼できる企業とともに】

 もうお分かりの方もいるでしょう、分散投資がダメと主張している訳ではないのです。
あまりにも広範囲にわたる分散は個々の銘柄の分析、管理が難しいと言っているのです。それが可能ならばよいですが、もし難しいのなら自身の管理できる範囲で投資するのがベストだと考えています(管理できる範囲はもちろん個人差があります)。

 候補がたくさん見つかった場合、その中からより良い投資対象を選抜していき残った銘柄に投資するのに不安があるでしょうか?
 選抜前に上がった候補すべてに投資するほうが、危険ではないでしょうか?

 自分事で申し訳ないですが、自身は投資対象が見つかったらよ~く調べて資金をつぎ込んでいきます(どちらかといえば集中投資になります)。
 今は株高なので投資対象を探すのに苦労をしますが、条件にあった企業がみつかれば分散などは考えません。重視するのは、財務状況、過去の業績、同業他者との比較、業界状況や優位性、のれんや資産の金額、市場の注目度(あまり良くない方がいい)、利回り、もちろん株価自体の値段や評価など、まだありますが納得したら買います。

 長くなりましたが、要は信頼できる投資先にお金を預けるだけです。

 つまり、分散投資がリスク管理になるのではなく、投資先の本来の価値(噂や人気などのブームではなく)によって安全性を確保する事になります。1つの方も5や10、50,100の方も同様だと考えています。(しっかり検討した投資対象なら、分散投資は十分に効果を発揮するでしょう。)
 分散投資でも、集中投資でも大切なのはしっかりとした調査に基づく根拠が大切ということです。

 皆さんにも素晴らしい投資先が見つかる事を願って、本日はお読みいただき本当にありがとうございました。



未来と過去で揺れ動く株式市場

皆さん、こんにちは。

 近年IT分野の飛躍的な発達により、スピーディーで専門的に、しかも広範囲(世界的にも)に情報を入手し活用できるようになりました。
 その影響は金融市場でも例外なくおこり、日本にいながら世界各国の市場にアクセスできる様になり投資領域が確実に増えました。また、情報もインターネットを通じ毎日のように新しいものに触れることができるため、投資対象を吟味する材料も増えました。

 しかし、投資家は鮮度の良い情報を使いこなすことができているのでしょうか?市場に目を向けてみると、日々流れる速報に神経質に反応し景気や先のみとうしは事あるごとに変わり、最近までは悲観論者が幅を利かせていたのに今では楽観主義者ばかりになってしまったのでしょうか?

 世界のファンダメンタルズは急速に改善されたのでしょうか・・・皆さんもお気づきの様にきっとそうでは無いでしょう。
 確かに米国国内の主要指数は改善されています。しかし、今の状況はリスクがまるで消えてしまったかのようです、そんなことはあるのでしょうか。

 次期大統領のトランプ氏の発言と規制緩和や、減税に対する期待感からなのかもしれませんが、まだ始まってもいません。(これから世界の資本は米国へ流れ込むのでしょうか?)

 『市場の効率性』という理論が金融界には存在します。市場では情報が瞬時に正しく反映され、市場のその価格は正しく効率的たというものです。
 これは大昔の理論ですがいまだ話題にあがり、支持者の多い理論でもあります。市場での価値は過大も過小評価もされておらず適正価格であるため、割高や割安では買えず他の人と差をつけ利益を得ることは不可能だとするものです。

 もし、平均よりとても素晴らしい成績を長期で残せる人がいるとすれば、例外的で偶然の産物という事になります。では投資の世界で長く優秀な成績を残した人々は、その生涯にわたり奇跡的な偶然が続いたことになります。私にはそちらの方が信じられません。(成功した人たちは神様でも、未来の預言者でも、タイムマシーンを開発した人でもなく。その方々はすごく優秀だとは考えられるが、一投資家には間違いないはずだから。)

 話がやや逸れてしまいましたが、少し見方を変えてみましょう。
 市場は確かに今のデータを織り込んでいるとおもいますが、正確かどうかは別です。例えば業績のみとうしや新製品の評判が良く、決算を目前にして株価が上昇したとしましょう。決算日思ったより業績が悪く、今までは長期で緩やかに上昇していた株価が反転し下降しました。しかし、これは一時的で長い目でみれば売り上げは伸びているので、利益が出るまでに時間がかかるというだけでした。結果株価はそのあと上昇を続けました。

 この問題は、意外に簡単です。株価は収益が将来上がるものが高値を付けていくといわれますが(成長株と呼ばれるものがいい例です)、実際そのような理由で株価が上昇しても、現在の業績に左右されたいい例です。しかし、長期的にはあまり変化はありません。
 逆も起こります。現在の業績は良いのに長期的に悪いと判断され(または悪いと噂され)低い株価で推移していたが、継続し業績が伸び判断が間違っていたと分かると急に上昇したりします。

 上記の例ではあきらかに矛盾しています。未来を見ていたの現在に惑わされ、過去を確認していたのに現在を見落とした結果になっています。

【では、どうしたら判断をくだせるのでしょうか?】
 市場ではいろいろな思惑があり株価が変動しますが、まず第一に投資家自身がどこに目線を向けているかで変わります。株価は短期で見れば投機的な影響が色濃く反映されることが度々起こり、長期的には企業の価値を反映します。

 もし皆さんがマクロ経済や業界に精通し正確に先を読めるならば、短期の売買もいいでしょう。
 しかし、先に何があるか分からず少々慎重で我慢できる方は(私の場合は極端なほど臆病ですが)企業の財務状態は健全か、業界に何が起こっているのか?投資家本人は企業の商品・サービスなど調べ理解でき尚且つ、長い目で見ればしっかりした基盤の企業だと判断できるならば(同業他社との比較はとても大切)短期的な値動きは予想するのではなく・・・。

 【起きてから利用すればよい】、(四半期の為替変動により一時的な落ち込みや、上記のような場合、他にも多々出来事はある)一時的な落ち込みでは購入するチャンスであるし、急激な高騰は株を幾分かもしくは全部手放してもいい(持ち続けてもいい)。

 つまり魅了的な企業に出会えたら、相手の反応をみてアプローチをかければ良い。けっして慌てて手を出してはダメだ、なぜなら投資はギャンブルではないのだから。

 専門家の多くが未来を予測しようとするが、タイムマシーンがないので難しい。しかし、過去の事は調べられるので意見が合うことも多いようだ。
 この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。


人気のない自動車業界 【ゼネラル・モーターズ(GM)・フォード・モータ】

皆さん、こんにちは。

 トランプ次期大統領はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)やNAFTA(北米自由貿易協定)などの貿易・関税政策を見直し自国に有利になる様諸外国に圧力を掛けている。
 これは、米国国内の企業に外国からの安価な製品への対応や、工場などを国内に留め雇用を確保する狙いのようだ。だが、皆さんがご承知のとおりアメリカは世界トップの経済大国であり賃金も発展途上国と比べると高額だ。
 
 新しい政権の影響は自動車メーカーも例外ではない。ここ近年アメリカ自動車業界は厳しい状況に置かれてきた。

【世界で作る自動車業界】
 自動車業界だけではないが現在、大手で物を製造する際自国や自社で全てまかなっている企業は多分皆無である(世界中の企業を調査できないため)。
 そんな世界各国で部品調達や製造販売している自動車業界にっとて、関税などの貿易問題は深刻だ。関税を多くかければ、輸入の際大きくコストが上昇するのは目に見えている(もちろん関税をかけるものは選定するだろうが)。
 他国もそなれば関税をかけてくるだろうし、もし自動車にかかれば間違いなく不利になるだろう。そうなれば税収が減りやがて、米国国内自体の経済をも縮小につながる恐れがある。

【トヨタを初めとする国外に自動車メーカーの脅威】
 アメリカの自動車メーカーは大型の車種をメインに製造販売してきたが、消費者は燃費のいい中小型車種を好んで購入する様になった。
 この為ゼネラル・モーターズやフォード・モーターなど大型車種がメインの米国自動車メーカーは苦しむ事になった。ハイブリットなどコストパフォーマンスの高い車や、最近は中国なども自動車を積極的に作っている。

【投資価値はもうないのか?】
 実はそんなことはない、2009年にGMなどは破産を申請し債務がなくなった。そして、各社持ち前のブランドを生かしトラックやSUVに力を入れてきてる。また業績も確実に回復している・・・が金融界からは全く人気がない(金融界は過去の失敗を引きずり、ハイテク産業でもない業界の先行きは暗いとみている。大昔からそうだ。)。
 
 PERは10以下で、株価も低く配当利回りは4~5%と高い(より多く株式を獲得できるということだ)。そしてここにきてトランプ氏からの圧力が直接あり、先行きはおもわしくないように見える。これはあくまで推測だが、米国企業の雇用に過度に負担がかかる政策は考えずらく、1・2年で潰れるとは言えない。
 電気自動車、自動運転などいろいろ話題が車自体にはあるがなぜか見放されている自動車大手、この背景にはグーグル・テスラなど新興のハイテク産業がみえるがテスラはまだ小さく企業の財務などの内情も脆弱である。グーグルなど自動運転技術は発達させているが、肝心のハード面が弱くもしかしたらアンドロイドと同じようにソフトを売り込む戦略なのかもしれない。

 皆さんの投資戦略・判断が個別で分からないので、明言は出来ないが検討して面白いものかもしれない。 

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

市場シェアと圧倒的な優位性 (なぜコカ・コーラ社など長く繁栄できる企業が存在するのか) 

皆さん、こんにちは。

 競争が激しい経済界において、上場したものの消えていく企業や、長く繁栄していく企業があるのはなぜだろう?

 この問いは非常に難しく、個々の事例でも異なるため一概には答えは出せないが今回は、市場シェアと優位性の観点から一つの例として見ていただきたい。

 新興企業が大きいメジャーな市場に食い込むのは困難をきわめる。理由はさほど難しくはない、大きいメジャーな市場は市場内に存在する利益の大きさから、大企業(また大手企業群)が市場シェアの大部分を占めているからだ。
 長らくその市場において優位な立場を築けるのは、圧倒的な優位性が存在しているからだと考えられる。

 例えばコカ・コーラ社の場合はどうだろう?皆さんもご存じのとおり炭酸飲料メーカーで不動の地位を築いている(ライバルはペプシコ)。
 事業内容は同社で製造された原液を世界各地のボトリング会社に販売するもので、この方法はとても効率がよく低コストですむ良い方法です。
 
 圧倒的に優位性の点では間違いなくそのブランド力(CMなどの商品イメージも大きく貢献している)で、上記の飲料に特化した経営スタイルがよりそのイメージを強化している。
 どの様な企業でもそうだがシェアが100%になることは稀である。アップル社、マイクロソフト社、グーグル社など、独占状態に近くなるほどのシェアの拡大はあるが大きい市場では難しい。
 なぜなら他社と比較することにおいて、顧客は自身のほしい商品(サービス)を確認したり、大きな市場はそれだけ多くの顧客が存在するため、全てのニーズの答えるのは不可能に近いかである。

 ブランド力だけではなく昔の航空業界のように、法律などによって保護されていた業界も例外ではない。(規制緩和までは圧倒的な優位性により守られている)
 優位性は形が何にせよ企業の利益を確固たるものにし、他社に差をつける手段である。コカ・コーラ社も長い歴史において常に順調ではなく、危機に面した時期もあったがそれは単に経営者のミスにより収益の見込みの薄い事業の投資により財務の悪化だった。コカ・コーラ社の商品の優位性は失はれておらず、経営者の交代により難を逃れた。

 今回は取り上げるのを控えるがIBM社少し特殊で、長らく大企業として華々しい経歴があるが、実は事業の柱となるものは変化しながら永続している企業である。

 新興企業は未来はないのか?といえばそうではない。大きい市場に穴をあけるには困難を要するが、企業の生み出すものが素晴らしく、経営者、財務、営業、マーケティング、宣伝などの部門に非凡な力があれば不可能ではない。

 しかし、メジャーな市場ではなく まだ存在しない市場やニッチな市場であれば圧倒的な優位性を有する企業が存在しておらず可能性は高くなる。(今でいえばSNSなどがそれにあたる)
 まだ発展していない市場は、新興企業がでてきてシェアを伸ばしていてもその小ささから大手企業が入り込むには小さく魅力的ではない。しかし市場が育ち大手企業が収益を上げるのに十分な規模になった場合、参入を検討するだろう。大きい資本を武器にシェア確保に動くと思われる、新興企業は大手参入までに市場シェアの確保と優位性(圧倒的でなければならない)を築かなければならない。 そしてこの力が新興企業を守ってくれる。

 市場のシェアと圧倒的な優位性はイコールではないが、深い関係にあるといえる。これは企業規模ではなく、市場に目を向ければ成長株やバリュー株とは関係なくみえてくる。

 皆さんも株式を探す際の、一つの目安としてみれば面白いのではないでしょうか。

本日は、お読みいただきありがとうございました。

税金・手数料についての考え方


皆さん、こんにちは。

 先に断っておきますが、税金は国を維持また、繁栄の為必要なものでそれを否定するものではありません。
 
 投資活動を行う上で税金や手数料の増加は、長期でみた場合大きな負担です。複利で照らし合わせるとコスト削減したときと、そうでない場合とでは本当に大きな差になります。
 世界の投資家はコスト削減に力を入れています。

 米国株投資をしている方は、為替にも手数料がかかり発生した利益にも国内以外にアメリカの税金も負担しなければなりません。その他に取引を行っている証券会社や銀行の手数料、またファンドや金融商品を購入されている方は実感はないかもしれませんが、その運営しているプロの方々の費用も負担していることになります。

 売買の損得以外でも、売買自体、商品を保有しているだけでも費用が発生している事になります。つまり売買の回数が頻繁に増えればそれだけ、株価の下落による損失だけではなくコストが上乗せされていきます。
 アクティブ系の商品は売買の数が自然と増えるので、コストが自然と増加します。それを補う為にレバレッジを効かせ過ぎるとより短期に、売買の回数が増えます。

 最近はFXやCFDなど証券会社がよく宣伝していますが、証券会社の収益は手数料が多いので皆さんにより多く売買していただきたいのです。このように顧客と企業側で利益が反する場合の問題は深刻で、実際それで裕福になっている方もおられますが綱渡りのようなものです。
 これは金融機関が悪いのではなく、そういう仕組みなのです。本当に将来 資産を築きたければ真剣に考えなければなりません。

 今はネット証券の台頭により、安い手数料やアクティブ投資家向けに定額制の手数料など随分改善はされてきました。ですが金額の増加や売買の回数が増える度、税金・手数料の増加は避けられません。

 世の中の資産を築いている人はどの様に対処しているのでしょうか?
ある人は税金の安い国や地域に移動または、そこで会社を運営・投資しています。
ある人は売買を抑えるため優良企業に、他からの収入をあて資産増加を見込み売買を極力減らしています。
 有名なウォーレン・バッフェト氏は、昔は違いますが現在は自身で運営しいる企業の株式のみを保有しています。この企業は保険事業を行いそこで得たキャッシュフローで株などを長期で運営しています。同企業は莫大な資産や収益があるのにもかかわらず配当を一切出してはおらず、配当にかかる株主の税金などのコストを投資にまわし企業価値を高めています。(バフェット氏自身も給与は他の上場企業のCEOと比べると以上に低いです)
 同社の株価チャートをみれば分かるのですが、アマゾンやアップルほどの成長率ではないが金融危機にもほとんど波立たず、確実に企業価値が増加をし尚且つ強固な財務状態を有する他には例がない企業といえるでしょう。 

 配当が無いうえに、同社自身が投資活動を行っているため一度購入すれば資産の増加と共にかかる費用は売却したときに大きくかかる以外は、他に比べ極めて少ないといえる。

 皆さんに本業があり、貯金の代わりに資産増加を見込みたい方はインデックス系の商品やリスクの低い金融商品に分散させている商品を購入するのはとても賢く賢明なことだと思います。
 しかし、あなたに投資に許される時間と情熱があるなら、自ら学び投資することでコストを大幅に引き下げることが出来ます。
 投資の方法は多々あり正しいものはありませんが、皆さん自身に合う方法があると思います。
機会があればぜひ探究してみてください。

本日は、お読みいただき本当にありがとうございました。

アメリカン航空(AAL)  経営破たんから甦るか?

皆さん、こんにちは。

 旧アメリカン航空、現在のアメリカン・エアライン・グループ(AAL)は2011年経営破たんからUSエアウェイズと合併し2013年早期に再上場をはたした世界最大の航空会社グループである。

 正式に設立されたのは1930年に【アメリカン・エアウェイズ・コーポレーション】の名で登録。本社はテキサス州にあり、従業員123,500名、William Parker(CEO)。
 2001年にはアメリカ同時多発テロで同社の国内線2便がハイジャックされ、経営が急激に悪化し破たん寸前にまで追い込まれた。同業他社が破産宣告する中、同社は徹底したコスト削減に挑み破産を回避。しかし人件費などのコストが掛かりついに2011年経営破たんに追い込まれた。

 アメリカン航空だけではなく、航空業界は近年苦戦を強いられている。その背景には1978年に航空規制緩和(新規航空会社の設立や路線開設の自由化)の流れからくるLCC(格安航空会社)の台頭や、原油値に大きく左右される燃料代、乗組員の人件費などコストだけではなく、LCCとの顧客の取り合いが原因とみられる。(インターネットの進化もこれに拍車をかけた)

 しかし、LCC自体もその収益性の低さから苦しみ。航空業界全体で淘汰が進んだ、これは欧米だけではなく日本でも同じことが起きている。今では、顧客のニーズ自体が航空会社で違うため、自身の見方ではシェアが分かれたとみている。(どの業界でもそうだが、価格設定・サービス内容・製品の種類などにより客層がことなる。)
 
 サウスウエスト航空は成功したLCC会社で経営状態も良好だが、やはり株価は安くはないが他の航空会社同様評価は決して割高だとはいえない。(金融界では)

 アメリカン航空は合併後コスト削減やいろいろな取り組みをし、利益は増えているが売上高を伸ばすにはこれからが正念場だ。

 早く遠くに移動する手段として、他には替えがきかず必ず需要がある。(今はインターネットで外国の商品も購入できるため、貨物輸送としても需要がある)
 つまり、飛行機より革新的な移動手段ができれば別だが市場が消滅する心配は当面はない。あとは生き残った企業の収益確保だ、競争は無くなるわけではないがこれからやるべき課題は絞られてきた。

 金融界は航空業界に対し、興味を示さなかったが収益の改善が顕著にならば長期投資の対象になり得る。皆さんがどう感じるが定かではないが、成長株のようにすぐに成果がでる投資対象ではないので我慢が必要になると考えている。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

複利の恐ろしいまでの力

皆さん、こんにちは。

 投資をしている方は知っている人も多いと思いますが、利息には単利と複利があり複利の力はその中でも絶大です。

 単利とは最初の元本に対して、利息が付くものです。

 複利とは元本により発生した利息が、次の元本に組み込まれその増えた元本に利息が付きそれを繰り返し増えるものです。

 複利の力は初めは差は小さいものですが、時間の経過とともに大きくなり加速していきます。
 ここで例を挙げて比較してみたいと思います。
(条件)*円で計算
①単利10%・元本100万・期間10年
②複利10%・元本100万・期間10年
③複利15%・元本100万・期間10年
④複利20%・元本100万・期間10年

(結果)/満期時の資金/増加分/元金からの増加分の倍率の順に記載
①100万⇒⇒⇒200万       
          100万 
             2倍

②100万⇒⇒⇒259万3740
                   159万3740
                 2.5937倍

③100万⇒⇒⇒404万5551
                    304万5551
                  4.0456倍

⑤100万⇒⇒⇒619万1734
                   519万1734
                 6.1917倍

 この様に差が大きく、時間の経過とともに力強くなる。もし、あなたが少しずつでも投資に使える資金を定期的に投入出来るなら複利の力はより巨大になる。
 また、日ごろから学び運用成績が少しでも上向けば更に力強くなる。

 あなたの御子息がいて、お金を残したい場合(企業にもいえる)複利の原理を理解することで後世の代にわたり資産の増加が見込める。
 
 複利の考えはお金だけではなく(株式などの金融商品)、人にもみいえる。一人100万を投じて社員を教育し、その結果1000万の利益を上げた場合、1000万で10人再び同じ教育を施したとすれば次回の利益は1億であるそうやって大きく増えていく。(単純計算だが)これは、新規の設備投資や・効率化・社員の意識向上でもいえる。

 皆さんの少しの節約や、日々の学び、収入の増加、運用成績の向上が長期的目線でみれば大きな差になり、結果的には短期の成績も向上することにつながる。(初めは上手くいかなくても)

 経済の世界で成功している方は、ほとんどがこの力を使っている。(若く成功しているスポーツ選手や、ITなどの世界で成功している人も始めた頃から考えれば経歴は長くベテランといえる)
 世界の億万長者の殆どが自社株やその他の株式の保有による、資産の時価総額だ。皆さんの中からも将来フォーブスに掲載される人が出てくるかもしれない。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

 

投資家と投機家の違い 投資のことを学んだ本

皆さん、こんにちは。

 投資と違い投機はあまり聞きなれない方も多いではないのでしょうか?

 投機とは株や金融商品の売買を行い、その差額を目的としたキャピタルゲイン(差益利得)などの利ざやを狙う方法で、短期での売買になることが多くトレーダーも投機家に分類される。
 有名な方にジョージ・ソロス氏がいる。(ソロス氏は第一は生き残ることで儲けはそれからだと言っている)

 投資家とは株や金融商品の売買同じく行うが、キャピタルゲインだけではなく長期で売買(買ったら手放さない人もいる)することにより、インカムゲイン(分配・利息利得)など株式の配当や・債権などの利息を得るもののことをいう。
 有名な方にウォーレン・バフェット氏がいる。(バフェット氏は損をしないことが一番だといっている)

 言葉自体は昔から存在していたが、長期や短期、目的など分け方は曖昧だ。まず長期などの期間は人により違う、目的も購入当初と変化するかもしれないからだ。

 例えばリコールなどにより業績が低迷している企業があったとしよう、事業成績や財務状況が十年以上健全で、経営陣の対応も迅速であり、リコール内容、経過を誠実に対応している。その企業を長期目的で購入したが(リコールの中身が短期ではなく、時間がかかるが解決できるものと判断したため)、企業の迅速な対応、上昇相場などの外部要因、政策により業種への期待・注目が集まったことにより急激な回復、それ以上の上昇がみられ。あまりにも企業価値と大きく乖離した為、三分の二を売却した。

 ではこの行動は投資家として正しかったのだろうか?結果をみれば投資目的で購入したものの、投機的な行動になってしまった。しかし、その後この明らかな投機熱が冷め株価は企業水準に戻り、売却の値段まで成長するのに六年費やした。その間に売却された資金は他の、魅力的な投資先へと投入された。残りの三分の一はその後も保有しつづけ、十数年と長期にわたり利益を上げた。

 この場合は全て保有したままが良かったのか?
 上記の様な方法が良かったのか?
 すべた売却が良かったのか?
 それとも投機熱が冷めたころ買い戻したほうが良かったのか?

 資金状況や分散投資、集中投資などその方針や考え方によって、戦略が変わってくるのでどれが正しいとはいえない。
 どの状況においても自分が何をしているか。また、何をしたいか。理解することが利益をえる為の手段である。
 全ての銘柄を検討する事も、世界各国の市場や商品・指数を把握することも不可能である、(AIなどのコンピューターなら可能かもしれないが、それでも資金は有限である)であるなら自分の能力の範囲で行うのが最善だと考える。

 当たり前だと思うかもしれないが、金融市場には誘惑が多く結構難しい。(過度な上昇相場や、新しい金融商品で魅力的に見えたりと) 気が付けば資産を減らしていく事にもなりかねない。

 私が考える投資家の資質は待つ力、忍耐だと考える。市場に波が立たないとき、持ち株の下落が続くとき、買い時が見つからないとき、辛いが魅力的な銘柄を探し、自分の能力を押し上げ買い時がくるまで我慢する力だと考えている。

 投機家の資質は、自分の資金管理と情報分析、リスク配分、間違えばそれを認め損を最小限に抑える力、自分の能力の押し上げなどだと考える。
 
 どちらにせよ自分の行動を理解するのが最優先だ。私事で申し訳ないが、賢明なる投資家という本に出会い衝撃を受けた。それまでも投資をしてきてはいて、いろいろ学んでいたのだがその本をきっかけに何をしていけばいいか明確になった。読んでから時間の経過とともに考え方も変わってきたが、投資の基礎はあの本がもたらしてくれた。
 それ以降、投資成績の向上はもちろん(厳密にいえば損をしずらくなった)、それまでは投資先の動向が常に気がかりだったのだが読んでからは安心して過ごせるようになった。
 もちろん今より向上したいと考えているし、学んでもいるがとにかく衝撃的だった。(ウォーレン・バッフェトを知った時よりも)

 あの本を読むことができて、その偶然に本当に感謝している。
 皆さんにもその様な一冊がみつかることを願って。

 本日は、お読みいただきありがとうございました。

ROE(株主資本利益率)・ROA(総資本利益率)とは

皆さん、こんにちは。

 ROE(株主資本利益率)の重要性とその味方について、書いていきたいと思います。ROEは単体でみていくには不十分なので、ROAや財務状態、負債や自己資本の割合を確認し企業の判断材料に役立ててもらいたいです。
 
 ROE(株主資本利益率)

 ROE=EPS(一株あたり利益)÷BPS(一株あたり純資産)×100(%)
 また、
 ROE=当期純利益÷株主資本の合計×100(%)

 ・株主資本を使用し、あげた利益の割合をみる為のもので、パーセンテージが高ければ高いほどいい。この指標は皆さんが株主として資本を投じた場合、1ドルの資本でいくら稼ぎ出すか計算できるものです。
 
 株主になった場合重視する点は、人やその時々の投資戦略によって大きく違うので参考程度にみていただければいいと思います。
 株を購入し利益を上げるために何を重視するか?(保有や売買に問わず)・株価の上昇・配当の受け取りや増配・企業の買収・一時的な決算の落ち込み時期に下落した株価の所得による持ち株増加・また利益の再配当など、その思惑は様々だがROEという指標は見て損はない。

 ROEが高ければ利益を上げる力が強く、この力は時間の経過とともに他者により大きな差をつけることになる。利益が上がれば増配や企業内の再投資、財務の強化、優秀な経営者ならば増収、増益や事業基盤の拡大の他に株主還元、従業員還元も確実に行いよりよい好循環に持っていくことができるだろう。この指標はとても重要といえます。

 ROEは5年や10数年にわたり長く十数%以上の高水準を保つ企業は、極めて優秀といえる。しかし負債に気を付けなければいけない。事業を行う上で借り入れは発生する場合があるが、自己資本を大きく超え、流動性のある資産との割合など検討する必要がある。

 似た指標にROA(総資本当期純利益率)がある。

 ROA=純利益÷総資本(株主資本+負債)
 また、
 ROA=売上高利益率×総資本回転率

 ROAはROEと違い純利益を資本全体で割る、この数値も高いほうが良く高ければ効率的な経営といえる。しかし総資本の中には負債も含まれるため、株主資本と負債の割合も見る必要がある。

 何にせよROEとROAが高い企業は効率の良い企業といえる。

 ここで・ROE20%以上・ROA15%以上・自己資本比率30%以上の大型企業を少し紹介します。

アクセンチュア(ACN)
 コンサルティング大手でIT系のアウトソーシングなど世界各地で展開する。収益の半分以上はコンサルティングで稼ぐ。

アリババ・グループ・ホールディングス(BABA)
 中国国内のEコマース(ネットショッピング)最大手で筆頭株主はソフトバンク。
日本では楽天にあたる。B2B(企業と企業)のアリババドットコム、C2C(消費者と消費者)のタオパオ、B2C(企業と消費者)の天猫(Tモール)などがある。

ギリアド・サイエンシズ(GILD)
 バイオ系医薬品メーカーで抗インフルエンザ薬のタミフル、HIV薬やC型肝炎治療薬のハーモニーが有名な企業である。

マスターカード(MA)
 VISAにつづく世界2位のクレジット会社で手数料が収益のメインである。世界各地で事業展開。

スリーエム(MMM) 
 ヘルスケア、電気系、消費財、などの素材や部品を供給。多岐にわたる業種のものの製造をてがける。

ナイキ(NKE)
 世界NO1のスポーツ用品メーカー。有力プロ選手と契約し市場拡大など他社にない、積極的な動きが成功している。卸だけではなく直販も力を入れている。

テキサス・インスツルメンツ(TXN)
 半導体の開発から販売まで手掛ける。世界6位のメーカーで主力となる製品は、アナログICやMCU、DSPなどがある。

 今はどの株式も市場とともに、水準が高く上がっていっているのでどれも割高であるが、皆さんの気になる企業がみつかった場合この様な指標を駆使しより良い投資機会につながれば嬉しいです。

 本日は、本当にありがとうございました。