アメリカン・エキスプレス まとめ(自身の見解)

・2016年10月時点でPERは10前後とさほど高くなく推移し、財務状態が良い割にはここ数年の利益の減少などの影響からか割安感がある。その背景にはコストコとの契約解消、中国経済の後退などが関係しているのではないかと思われる。

 米国株式市場全体でみれば割高感があり、ニュースなどで言われている英国のEU離脱問題・ドイツ銀行の負債・米国大統領選挙など様々あるが長期保有を検討した場合 リーマンショック後一時的に株価は落ちているが2009年以降順調に回復している。

 上記で示した様に近年の落ち込み、もし仮に景気後退が起きてしまった場合、購入機会となるのかもしれない。(しかし来るか来ないか分からない景気後退を心配しすぎても疲れてしまうので、様子を見ながら下がったらまたその時考えようと思う)。

 私自身は少し同社の株を保有していて、その動機となる理由は①ブランド力②そして世経経済の広がりによる顧客の増加をみこして③8年ぶりの広告開始による新規の顧客認知これは、将来の投資の意味も込めて④持続的かつ安定的な事業運営⑤割安感などである。

 しかし、この見解は私自身の主観によるもの(思い込みも含まれる)ので投資判断(責任)は個々(皆様個人、個人)に委ねられるますので、本当に少しの参考程度に考えていただきたい。
 少しばかり長期投資にしては、内容がものたりないかもしれませんが私自身このブログをもっと価値あるものにするため努力したいと思います。

 今後は不祥事の起きたウェルズ・ファーゴや、ペプシ社とコカ・コーラ社の比較、ハーモニー・ゴールド・マイニングなどとりあげていきたいと考えております。
 本日はお読みいただき、本当にありがとうございました。

アメリカン・エキスプレス 近年の財務情報(2013~2015) CF計算書編 

・2013年12月から2015年12月の3月分財務データ(連結決算、USD単位)
CF計算書
・営業CF
13年 8,547,000,000
14年 10,990,000,000
15年 10,972,000,000
・投資CF
13年 -7,269,000,000
14年 -7,967,000,000
15年 -8,193,000,000
・財務CF
13年 -3,891,000,000
14年 11,000,000
15年 -2,029,000,000
・フリーCF
13年 1,278,000,000
14年 3,023,000,000
15年 2,779,000,000

<感想>
 営業CFは3年間プラスで、投資CFは3年間マイナスで良好といえる。気になのが財務CFが14年期がプラスで翌15年マイナスと戻ってはいるいが、フリーCFは15年期は減少となり気にかかる。
 アメリカン・エキスプレスはコストコとの契約解約や8年ぶりのブランド広告キャンペーンなど費用がかさんだ可能性がある。もしそうなら新規顧客獲得、リピーター囲い込みができればこれから巻き返しに期待してもいいかもしれない。
 他のカード会社と異なるのは、年会費が他社より高額だと言うことは同じ顧客層のライバルを
調べなければならない。日本では入会費・年会費無料が人気だがこの場合は、競合他社とはいい難い。
 世界展開しているアメリカン・エキスプレスは、中国や南アメリカ、東南アジアなどこれから発展拡大に努めている潜在的なマーケットのパイをいかに獲得していくかがカギになると自身は考える。
 本日はお読みいただき、ありがとうございました。

アメリカン・エクスプレス 近年の財務情報(2013~2015) 貸借対照表編

・2013年12月から2015年12月の3年分の財務データ(連結決算、USD単位)
貸借対照表
固定資産
13年 153,375,000,000
14年 159,103,000,000
15年 161,184,000,000
資産合計
13年 153,375,000,000 (同上)
14年 159,103,000,000 (同上)
15年 161,184,000,000 (同上)
固定負債
13年 133,879,000,000
14年 138,430,000,000
15年 140,511,000,000
負債合計
13年 133,879,000,000 (同上)
14年 138,430,000,000   (同上)
15年 140,511,000,000 (同上)
純資産合計
13年 19,496,000,000
14年 20,673,000,000
15年 20,673,000,000

感想
 負債が増えてきてさいるが、その分資産も増加している。純資産は14年15年と横ばいなのがきになるが、減少はみえず数字を見る限りは一安心だと思われる。
 最近の株価の数値でROAが低く自己資本率もひくめだったので、もう少し負債につい詳しく調査していきたいと思う。
 競合他社がどのような財務状態化、経営方針をとっているのか。それにより同社の株価の分けや立場が見えてくるとおもわれる。
 最近はアメリカの株高が続いているが、それとは逆に日本や米国の負債の増加。ドイツの銀行の経営状態の悪化や米国の利上げに対し敏感な為替市場など、2008年リーマンショックから約7,8年たち今までの株価指数からみても何かのきっかけで景気後退が起こってもおかしくないけはいである。自身は今は慎重に行動したいと考えている。
 本日はお読みいただき、ありがとうございました。

アメリカン・エキスプレス 近年の財務情報(2013~2015) 損益計算書編

・2013年12月から2015年12月の3年分の財務データ(連結決算、USD単位)
損益計算書
・売上高
13年 34,392,000,000
14年 35,895,000,000
15年 34,441,000,000
・営業利益
13年 7,888,000,000
14年 8,991,000,000
15年 7,938,000,000
・経常利益
13年 7,888,000,000
14年 8,991,000,000
15年 7,983,000,000
・当期純利益
13年 5,359,000,000
14年 5,885,000,000
15年 5,163,000,000

<感想>
 今回は近年のデータで三年分で少し比較するにはもの足りない気がするがご容赦ください。
 上記を見てもらうと、13年14年と伸びているが15年と4項目すべての数字で落ち込みがみられる。
 2015年はコストコとの提携解消が発表された契約終了は2016年、詳しい情報は近年のニュースなど特集を組みたいとおもうが十数年の提携が終わりコストコはアメリカン・エキスプレスのローン残高の20%前後だったようだ。
そのことが財務圧迫の原因かは現時点での調査では言い切れないが一要因であることは確かだと思われる。
 コストコは近年日本にも出店してきた倉庫型の小売店で年会費を払い入会し買い物するスタイルである。自身も今は入会していないが何度か足を運んだ事があるがその時にアメリカン・エキスプレスの入会を勧めていた。
 話が少しそれてしまったが、次回は貸借対照法やCF計算書も検討します。
 これまでブラックカードといえばアメックスというように確かなブランド力、サービス確実な成長を歩んできた同社の落ち込み。
 過去には従業員などの不正もあったようでそれでも、しっかり立て直し今に至る実績がある。
つまり今の状況は一時的なもので数年後には盛り返し投資の機会といえるのか、それともこのまま後退してしまうのか。しっかり見ていく必要がある。
 本日はお読みいただき、ありがとうございました。


アメリカン・エキスプレス (2) 株数値 10月5日現在値

・2016年10月5日現在の株価に関する数値です。
・株価
63.36ドル
・PER(株価収益率)
11.584   10前後で割安(低いほうがいい)
・ROE(株主資本利益率)
24.94    10以上で高い(高いほうがいい)
・ROA(総資本利益率)
3.22     5以下で低い(高いほうがいい)
・EPS(1株あたり純利益)
5.51
・PBR(株価純資産倍率
2.99
・BPS(一株あたりの純資産)
21.33
・PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
9.60     低いほうが割安
・自己資本比率
12.90%   高いほうがよい(業種で違う)
・D/Eレシオ(負債資本倍率)
523.77
・時価総額
594.55億ドル
・発行済株式数
923.781(百万)
・配当利回り
1.99%
・一株配当(年間)
1.28
・従業員数
54.800
・売上高
34,441.00(百万USD)
・企業価値(EV)
164,382.80(百万USD)
・当期純利益
5,063.00(百万USD)
・EBITDA
9,717.00(百万USD)

◇感想◇
・ PERは10付近で割安ROEは高いが他のライバル企業と比較してみないと分からないが自己資本比率が低くROAも低いため、負債が膨らんでないか気になる。
 配当利回りも株価の割に低い気がする。今後過去の数値、同業他社の比較や最近の出来事を調査し検討したいと思います。
 本日はお読みいただき、ありがとうございました。

アメリカンエキスプレス (1) 事業内容

【事業内容】
◇1850年創業 
  ウェルズ・ファーゴ(アメリカにある大手銀行)の創始者でもあるヘンリー・ウェルズ、
  ウィリアム・ファーゴ、ジョン・バターフィールドの三人によって荷馬車運送行として発祥。
  世界初の郵便為替をはじめた。

◇高額所得者向けのアメリカン・エキスプレス・カード(AMEXブランド)を発行

◇アメリカン・エキスプレスのビジョン
 『世界で最も尊敬されるサービス、ブランドとなる』

1、クレジットカード
2、旅行代理店業等旅行関連業務および、金融サービス業務を中心業務とする
  世界に事業を展開するグローバル企業である。

・ 米国のカードサービス
・ 国際のカードサービス
・ グローバル商業サービス(GCS)
・ グローバルネットワーク商業サービスなど