皆さん、こんにちは
投資先をどのようにお考えでしょうか?
リスクを減らす為に分散投資してますか?それとも利益拡大のために集中投資にしてますか?
【投資対象の数量的な違いで本当にリスク管理できるのか?】
一般的に分散投資することによりリスク分散が可能といわれていますが、本当にそうでしょうか?
株式でいえばいくつかの業種にわたり投資したり、債券や現金、金などにわけて投資すれば効果はあるでしょう。
しかし、分散投資の名のもとに数十、百近くもの数の証券を保有するのはいったいどれだけの効果があるでしょうか?たとえば国や世界全体が、急激に不況に陥った場合どのれだけの企業が持ちこたえられるでしょうか考えてみてください。また、不況の際比較的安全とされる債券であっても、発行元が(国・自治体や企業)デフォルト(債務不履行)になった場合、信用度の低い新興国や企業の債券に対する元本の保障は出来るのでしょうか?
株式や債券でも、発行元が脆弱ならば生き残る確率は非常に少ないでしょう。
そして、あまりにも多く分散するデメリットはそれだけではなく、投資家自身が景気循環の流れだけではなく、個々の銘柄を管理できないことです。
機関投資家ならば各部門に分かれていますが、個人投資家はそうはいきません。企業のピンチやチャンスを逃し、一つひとつの銘柄を詳しく調べきれず結局はよく知りもしない企業に投資し、その企業の致命的な欠点を見逃せばリスクは増大します。
素晴らしい企業が沢山あればよいのですが、意外に企業を比較していくと安全で魅力的な所は少ないものです。極端な例をあげれば、くじで選んだ50社とコカ・コーラ社、IBM社、P&G社の3社に集中投資した場合ではあのリーマンショックからとちらがあなたの資産を守ってくれる考えてみてください。
【信頼できる企業とともに】
もうお分かりの方もいるでしょう、分散投資がダメと主張している訳ではないのです。
あまりにも広範囲にわたる分散は個々の銘柄の分析、管理が難しいと言っているのです。それが可能ならばよいですが、もし難しいのなら自身の管理できる範囲で投資するのがベストだと考えています(管理できる範囲はもちろん個人差があります)。
候補がたくさん見つかった場合、その中からより良い投資対象を選抜していき残った銘柄に投資するのに不安があるでしょうか?
選抜前に上がった候補すべてに投資するほうが、危険ではないでしょうか?
自分事で申し訳ないですが、自身は投資対象が見つかったらよ~く調べて資金をつぎ込んでいきます(どちらかといえば集中投資になります)。
今は株高なので投資対象を探すのに苦労をしますが、条件にあった企業がみつかれば分散などは考えません。重視するのは、財務状況、過去の業績、同業他者との比較、業界状況や優位性、のれんや資産の金額、市場の注目度(あまり良くない方がいい)、利回り、もちろん株価自体の値段や評価など、まだありますが納得したら買います。
長くなりましたが、要は信頼できる投資先にお金を預けるだけです。
つまり、分散投資がリスク管理になるのではなく、投資先の本来の価値(噂や人気などのブームではなく)によって安全性を確保する事になります。1つの方も5や10、50,100の方も同様だと考えています。(しっかり検討した投資対象なら、分散投資は十分に効果を発揮するでしょう。)
分散投資でも、集中投資でも大切なのはしっかりとした調査に基づく根拠が大切ということです。
皆さんにも素晴らしい投資先が見つかる事を願って、本日はお読みいただき本当にありがとうございました。
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