サウスウエスト航空(LUV) 一風変わったユニークな企業  Southwest Airlines Co.

皆さん、こんにちは。

【LCCの老舗 サウスウエスト航空】 

 日本では近年やっと定着し始めたLCCですが、欧米では古くから親しまれその中でも、アメリカ航空会社で国内線最大手のサウスウエスト航空をご紹介します。

 初めて耳にした方も多いと思いますが、間違いなく優良企業です。日本のLCCは収益悪化から苦しんでいますが、サウスウエストは業績は確実に伸びています。しかも、リーマンショックのさなか破たんした航空会社もあったがサウスウエストはなんと黒字たった。

売上高 (百万ドル)  13年12月 17,699  14年12月 18、605 15年12月 19、648

営業利益 (百万ドル)  13年12月 1、364  14年12月 2、360  15年12月 4、280

純利益 (百万ドル)  13年12月 754  14年12月 1,136  15年12月 2,181

 上記の数値を見ても確実に、業績を伸ばしている。株価50ドル前後、PERは14前後で配当利回りは0.8%で割安とはいいきれないが、決して高くはない。
最近はウォーレン・バフェット率いるバークシャーが購入した航空会社のうちの一社だ。

【他とは一線をかくす企業方針】

 企業理念は『顧客第二主義』『従業員の満足第一主義』を掲げ、その内容に「さっくばらんに、ありのままの自分で、仕事を楽しもう」などがある。
採用の際、ユーモアのセンスを重視し、なんと機内アナウンスでラップを披露する従業員もいるほどだ。

 コスト削減も積極的に行っており、地方空港を数多く結びその稼働率はとても高い。しかし、人件費以外で方法で削減しているが実際には客室乗務員が清掃など複数こなしこれもコストの削減につながっている。いろいろな仕事があるが従業員を大切にする姿勢は、給料や待遇にもあらわれ従業員の満足度は高い。

 このような企業は数少ないが、従業員の意識向上や離職率の低下は年数がたてば大きな企業力になるだろう。欧米の企業はリストラなどあたり前に行うが、その原因は企業トップのミスでありそれを従業員に押し付けているだけである(リストラしない代わりに、業績に関係なく給料を据え置くのとはまた意味が違う)。高い意識で熟練することは、利益に見えないが新規社員の教育費低下やベテランの業務改善力は大きなものである。(もちろん業績に見合う対価を支払ってこそだが)

 負債が少し増加しているのが気になるが、ROE30と高く、利益もしっかりでていてこれからまだ上昇余余地がある。魅力的な企業の一つだ。

本日は、お読みいただきありがとうございました。


保険見直し本舗

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