株式投資では、キャピタルゲインとインカムゲインどちらが目的?



皆さん、こんにちは。

【上昇相場における購入の難しさ大幅な下落の危険性】

 投資の際、株価の値上がりを目的にするか?配当を目的にするか?決めていますか。もちろん、株の取引を行っているのだから株価の上昇が第一だと叱られるかもしれません。ですが資産を安定的に短期でなく、長期で増加させたい場合に購入時すぐに株価が上昇してもいいのでしょうか?

 2017年1月現在のように米国市場が、楽観的ムードに包まれ上昇相場のなか安全で割安な高利回りの株がたくさん見つかるでしょうか(条件が贅沢すぎますが)?今アメリカに資本が集中しているのだから、買えば利益が出ると考えていますか?

 ブル相場(上昇相場)においてその投機熱がヒートアップしていく時、ニュースや情報誌を見てどの銘柄やどのセクターが上がりそうだと誘惑する中、冷静に購入する株の価値を判断しなければなりません。もし、誘惑に負ければ大きな痛手を負うことになります。

 なぜなら、長期のリターンや大きいリターンを検討した場合(もちろん安全第一ですが)、高すぎる株価は売るには適しても、買いには適さないからです。それが将来の素晴らしい成長株であっても、確かなブランド力に基づいた高収益・高配当企業でもです。
企業の価値(価格)を大幅に上回った場合、次の景気後退時や不測の事態(政治・災害・テロ・戦争・各国摩擦などなど)に株価は大きく下落します。時にその勢いは、企業価値を大きく下回ることも珍しくありません。高値で購入した場合の利益など、一瞬で消え去ります。

 世界の資本も有限です。いつかは、資金の限界が訪れ下降を始めます(市場参加者が100%永久に保有すれば別ですが)。上昇相場期に魅力的な銘柄を、探すのには本当に骨が折れます。

【株式購入の期間】

 インカムゲイン目的で、株価はあまり気にしなてもいいと言う方、本当にそうでしょうか?株価が低ければそれだけ多く株式を所得でき、将来のリターンも大きくなるはずです。しかし、安いのには理由があり安全性の確保ができないと主張されるかもしれません(確かにひどい悪材料のときもl多くあります)。では、なぜ債券ではなく何故、株なのでしょう。また、その株式を個別に納得するまで分析したのでしょうか。
安値を付けている理由があるかもしれませんが、理由が取り除かれていたり、業界・企業の評判だったり現状とズレが生じているかもしれません。

 長年有力な企業で安心していても、企業のブランド力や力が弱まっているたり、業界や規模などの優位性がなくなってきているかもしれません。どんな企業も、株式をしっかり分析しなくてはわかりません。

 自らの条件に合った企業に出会えた場合、株式を購入していく期間によってことなりますが長期投資家にとっては、できるだけ購入期間中は低い株価に収まってくれる方が望ましいはずです。

 理由は同じ値段で、より多くの株を購入できるからです。株価が10ドルから20ドルになった時、1株では20ドルですが5株では100ドルです。また、配当が一株2ドルのとき一株では2ドルですが5株では10ドルです。
 また株価が低迷していて、その期間中に定期的に資本を投入していきながら配当も再び株式購入にあてた場合に株式数は複利的に膨らみ、素晴らしい企業を購入した場合いずれは株価は低値ではとどまれず値を上げます。

 その場合の、利益はキャピタルゲインやインカムゲインだけよりも更に強力になり、値段があまりにも企業の実体とかけ離れれた場合(投機的な値を付けた場合)は売却も検討しなければなりません。売却する率は時々によって異なりますが、その資金をまた魅力的な企業に預けるか、値段が落ち着いたら再び購入してもかまいません(しかし、高値はだめです最低でも定価以下です。)。

 もちろん保有しても構いません。それは個々の状況にお応じた判断が必要になるでしょう、保有し続け税金と手数料から逃れれば将来の大きなリターンを得ることもできるでしょう。また、企業価値の数倍以上に膨れ上がった株価は売却した時のコストを差し引いても、それを他の魅力的な企業に預けたときの方がメリットが長期的にみてあまりにも多いようであれば、そうすべきです。

【証券の安全性は種類ではなく自身で高める】

 債券が安全といわれますが、それは平均で見ればそうなるだけで個々で検討した場合そうであるとはいいきれません。株式と同様に発行元によって左右され、元本保証ではありますが債務不履行の危険性もあり価格の上下や格付けの低いものは投機的な要素が強く出てきてしまいます。

 株式も危険性はもちろんありますが、現物取引なら債券と同じように損失は元本のみです。しかし、その流動性と投機性・株式が持つ権利、企業の業績を反映することから(長期で見れば)利益は債券よりはるかに大きく。
また、選択する企業、購入価格をしっかり選べば証券の安全性を高めることができます。 
 そして、バブルや市場のクラッシュの影響は受けますが、高い安全性は景気変動や不測の事態にも株主を守ってくれます。(市場は利用するもので、未来予知しない方が賢明です。)

 市場が低迷すれば良い銘柄見つけやすく、熱狂時には見かりずらいかもしれませんが景気後退などは誰にも正確に予測はできないので、素晴らしい企業がみつかれば投資すべきでしょう。その為にも証券の安全性を高める必要があります。

皆さんが、素晴らしい企業に出会えますよう願って。
本日は、お読みいただきありがとうございました。
     





保険見直し本舗


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